中東での出稼ぎCAの備忘録✈

自分の常識は世界の常識ではなかったということに気づかされ、常識を破られる日々

中東での出稼ぎCAの備忘録として*

中東ベースの航空会社の客室乗務員として働き始めて、来年の3月で早3年。ここでしか経験できないこと(主にネタ笑)が、山ほどあったにも関わらず、めまぐるしく毎日が過ぎていくためなかなか書き留めておくことができませんでした。先月27歳の誕生日を迎え、何かを新しく始める良い節目となったので、日々の備忘録としてブログを始めようと思います。文章を書くのはもともと好きですが、三日坊主にならないように、マイペースに気楽に書いていこうと思います。


ハンドルネームのなでおかめは、わかるひとにはわかる地元〇神社の超人気キャラクター。毎年酉の市になると、熊手を買いに来た人々が、なでおかめをなでるために長蛇の列をなします。地元の先輩に誘っていただき、何回か巫女さんのアルバイトをさせて頂きました。その際にあまりにも私の顔がなでおかめに似ているという話になり、むしろモデルではないかという疑惑まで浮上しました。並ぶのが面倒だという友人は私の顔をなででくるという仕業まで笑。福顔だということで前向きに受け止めています。

巫女さんのバイトの小話を少しすると、それはそれはとても神聖で特別なお仕事をお手伝いさせて頂きました。熊手を買ってくださる方に対して、「熊手一体1000円になりやーっす、ありがとうございやしたっ」のような下町口調で対応するのではなく、「参拝ご苦労様です、1000円お納めください」と巫女口調で対応しなければなりません。
そしておみくじ担当のときは、いかに人々が大吉ないし吉をひくことを祈り、思いを込めておみくじを引いているのかを目の当たりにしました。凶が5回連続で出てしまいこの世の終わりレベルに落胆してしまった方に対しては「大丈夫ですか・・・?」「大丈夫じゃないです・・・。どうしよう・・。」そんなかわいそうな姿を放っておくことはできずとっさに一言「あの・・・よかったらお祓いしましょうか・・?」
素人の分際で、お祓いを何度かオリジナルでやらせていただきました。すいません。でもなんだか気持ちが晴れたと言ってくださったので、少しはためになったのかと。何事も気持ちですよね笑。
地元の土地柄、ヤ〇ザの方々もたくさん来たのですが、ちゃんと巫女の私に対しては忠実で「頭ををお下げください」と言ったら深ーーーく頭を下げて、必死にお願いモード。私がその頭上で鈴をしゃんしゃんしゃんしゃん鳴らしている、、、という見る人から見たらかなりシュールな光景。人生みんな最後は何事も神頼みなのですね。

地元の仲良しの先輩と後輩と一緒にやった巫女のバイトはすっごく寒かったけど、とても楽しくて、毎年酉の市の季節になるとそんな思い出がよみがえります。ここ3年は日本に帰れず行けていませんが、来年こそはなでおかめをなでに、酉の市に行けますように・・・。

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